知的障害とは

法律による定義はありませんが、知的能力に障害がありほとんどが発達期(18歳未満)で生じ、知能の発達が遅滞した状態にとどまるとされています。

知的障害の診断は知能テストなどで測定される「知的能力」と社会生活を営むために必要な行動をとる力「適応能力」を元にします。知能指数(IQ)が70以上で学習障害の症状がある場合には学習障害(LD)と診断され、70以下の場合には知的障害と診断されます。
知能による分類知能指数(IQ) = 精神年齢(発達年齢) ÷ 生活年齢(実年齢) × 100

上記の式により、精神年齢(発達年齢)と生活年齢(実年齢)の比率をパーセンテージで算出し、
19%以下が最重度
20~34%は重度
35~49%は中度
50~69%は軽度知的障害と分類され
70~85%の場合はボーダーラインであり、知的障害と認定されない場合が多いです。

「例」

理解力や表現力が乏しい 向かい合って指導をすると、左右が逆になって混乱を起こしてしまう
注意をするとパニックになる 他事をなかなかやめず、注意をするとパニックになる
未  熟 いくつになっても幼稚な行動が多く見られ甘えたがりで注意を引こうとする
コミュニケーション 分からないことがあっても怒られることを怖れ、黙ったままでいる
記  憶 1度覚えると、修正が困難となる場合がある
(例外:野球選手(守備・打順)、アイドルメンバー等の流行りの好きな事)