発達障害とは
生まれつきの脳機能の発達のかたよりによる障害です。
いくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害、吃音(症)などが含まれます。得意・不得意など、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生します。
発達障害は外見からは分かりにくいのが現状です。また、個人差がとても大きく同じ障害がある人同士でもまったく似ていないように見える事があります。

発達障害は
「コミュニケーション能力」や「適応能力」などで診断します。
また、一人ひとり症状や特性が異なり、様々な特性を併せ持っている人もいますが、大きく分けて以下の3つのタイプに分類されます
自閉症スペクトラム障害国際的診断基準の診断カテゴリーである広汎性発達障害(PDD)とほぼ同じ群を指しており、自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障害が含まれます。相互的な対人関係・社会性やコミュニケーション能力に困難があり、興味や関心の幅が狭く物事に強いこだわりの3つの特徴があらわれます。同じ行動を繰り返したり、柔軟な思考や変化への対処が難しい人もいます
注意欠如・多動性障害(ADHD)障害 年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れその状態が継続し中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。男性は女性より数倍多いと報告されています。男性の有病率は青年期には低くなりますが、女性の有病率は年齢を重ねても変化しないと報告されています。
学習障害(LD)障害 学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。読みの困難については、男性が女性より数倍多いと報告されています。